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BARBOUR(バブアー)オイルドジャケット -基本のお手入れ方法-

BARBOUR(バブアー)のオイルドジャケット(ワックスドジャケット)は、レザーアイテムやデニムのように経年変化を楽しみながら長く使えるアイテムです。

定期的なケアをしてあげることでレザーやデニムが長く大切に使えるように、バブアーにも同じことが言えます。

正しいお手入れ方法や扱い方を知っておくことで、バブアーはカッコよく育ちながら長持ちさせることができるのです。

今回の記事では、バブアーを長く大切に着るために押さえておきたい「基本のお手入れ方法」を紹介したいと思います。

経年変化を楽しみながら大事にバブアーを着たい人の参考になればと思います。

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BARBOUR(バブアー)取り扱いの基本

バブアーのお手入れ方法を紹介する前に、まずは取り扱いの基本についてお話をしたいと思います。

取り扱う際の注意点を知っているのと知らないのでは、その後のバブアーの育ち方も変わります。

難しいことではないので、ぜひ押さえておくようにしましょう。

取り扱いの注意点

  • 基本的に洗濯はNG

オイルドジャケットは、基本的には自宅で洗濯ができません。

洗剤はバブアーのオイルを洗い落としてしまいますし、洗濯機を使うとオイルが詰まって故障の原因になるので、必ず正しい方法で洗濯やクリーニングをするようにしましょう。

オイルドジャケットの洗濯・クリーニングについては記事後半「洗濯・クリーニングについて」の項目で詳しく記載しています。

 

  • アイロンやスチームはNG

バブアーは寒い場所や雨風には強いですが、高温には強くありません。

ワックス(オイル)加工がされたオイルドジャケットは、アイロンやスチームなどをあてるとオイルが溶けてしまいます。

汚れが付いた場合も、お湯を使って汚れを取ろうとするとオイルが溶け出してしまうので気を付けましょう。

※ バブアーのシワや汚れが気になった場合のケア方法は☟こちらの記事に詳しく掲載していますので、参考にしていただければと思います。
 

 

BARBOUR(バブアー)基本のお手入れ方法

普段のお手入れ方法

バブアーのオイルドジャケットは「お手入れが大変なのでは?」「買ったはいいけど後悔しない?」など、気難しいアウターのように思われがちです。

しかし、実は普段のお手入れは簡単&気軽にできるものばかり。

ここから紹介するお手入れ方法の基本をしっかり押さえ、ぜひいつものルーティーンに取り入れてあげてください。

1. こまめに風を通す

オイルドジャケットの大敵は湿気です。バブアーは、普段から風を通すことを意識しましょう。

日常的に行える簡単なお手入れとしては、バブアーを着た日はクローゼットにしまう前にフロントファスナーを開けたまま一晩ほど「仮置き」してからしまうようにしてください。

バブアーの内側に風を通すように軽くバサバサッとしてあげるとなお良し。余裕のある人はぜひ実践してあげてください。

バブアーのオイルドジャケットは「雨風を通しにくい」という優れた性質を持っていますが、裏を返せば空気を通しにくく湿気がこもりやすいということ。

普段からこまめな風通しを意識することで、バブアーを長く気持ちよく着用することができます。

2. 定期的にブラッシングをする

バブアーのオイルドジャケットは、こまめにブラッシングをしてあげましょう。

ブラッシングをすることで、ホコリや皮脂などの汚れが定着しにくくなり虫食いやカビなどのトラブルを防げます。

本体のワックスドコットン部分はもちろん、襟元のコーデュロイ部分や袖口なども肌に直接触れる部分で皮脂汚れが付きやすいため、忘れずブラッシングをしてあげましょう。

ブラシを使用する際は、あまり強くゴシゴシと擦ってしまうとオイルが剥げてしまいます。ホコリをすくいとるように、手首をかえすように優しくホコリを取り除きましょう。

お手入れ用ブラシは、他の衣類とは共有せずバブアー専用で用意することをお勧めします。バブアーに使ったブラシを他の服にも使ってしまうと、オイルが他の服についてしまいます。

  • バブアーお手入れ用ブラシの選び方

バブアー用のブラシを選ぶ際は、オイルを剥がさずにホコリをしっかりとってくれる天然毛のブラシがおすすめです。

ちなみに筆者は、レザーシューズ用のCollonil(コロニル) 馬毛ブラシを使用しています。

購入しやすい価格帯で、オイルドジャケットの表面にも優しくホコリもよくとれます。ブラシ全体をホールドして使う形状で広範囲はもちろん細かい部分も対応できるのでおすすめです。

 

 

保管方法

オイルドジャケットの保管は、必ずハンガーにかけて行いましょう。

畳んで保管すると、不自然な場所にシワがついてしまいます。

クローゼットにしまう時は、必ずクロスカバーをかけましょう。この時も、他の衣類と兼用せずにバブアー専用でクロスカバーを用意してください。

クロスカバーをかけないと、他の衣類と擦れた時にバブアーのオイルが移ってしまう可能性があります。

  • クロスカバーの選び方

クロスカバーは通気性の良い不織布などの素材のものが適していますが、全面不織布のクロスカバーだと中が見えにくくクローゼットの中からサッと取り出したい時に不便なので、中が見えるクロスカバーがおすすめです。

ちなみに筆者は、片面が透明、もう片面が不織布になった Freddy Leck (フレディレック) のクロスカバー を使用しています。フレディレックのクロスカバーはクローゼットの外に出しておいてもおしゃれな見た目でおすすめです。
 

 

BARBOUR(バブアー)シーズンオフの保管方法

シーズンオフ前のお手入れ

シーズンの終わり際は、オイルドジャケットを日陰で充分に風にさらしてから保管すると湿気が抜けて次のシーズンも気持ちよく着用できます。

その後ブラッシングをし、新しいクロスカバーに入れてクローゼットに保管するようにしましょう。

お手入れの項目でもお話ししたようにオイルドジャケットは湿気に弱いです。保管場所には湿気がこもらないよう意識し、時々クローゼット内に風を入れ替えてあげるようにしましょう。

洗濯・クリーニングについて

オイルドジャケットは基本的には自宅で洗濯ができません。

洗濯には専門知識が必要で手間もかかるため、洗濯・クリーニングは数年に一度のものと考えて取り扱ってください。

そのため、普段のお手入れが非常に重要になってきます。

もし洗濯・クリーニングをしないまま普段のお手入れもせずにいると、バブアーに虫食いやカビが発生する原因となってしまいます。

また、オイルドジャケットをクリーニングせずに長く着続けてしまうと、耐久性が落ちて破れたりニオイの原因にもなってしまいます。

3~4年に一度はバブアーのクリーニング専門店に依頼し、お洗濯と新しいオイルを入れ直してもらうようにしましょう。

そうすることで、バブアーのオイルドジャケットは半永久的にパートナーとして活躍してくれるのです。

もしご自身でオイルの入れ直しを検討される場合は、バブアー専用オイル「 BARBOUR (バブアー) ソーンプルーフドレッシング 」でオイルを入れ直します。
 

ただ、ここ最近は世界情勢が不安定なため純正のソーンプルーフドレッシングの輸入が遅れており、日本で手に入りにくくなっています。

純正オイルが入手できない場合、代用ワックスでのオイル入れも可能です。

代用ワックスについて詳しくはこちらの記事☟にて記載していますので、よかったら参考にしてみてください。

BARBOUR(バブアー)オイルドジャケット -困ったときの対処法-

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知っておこう。外出先での取り扱い方法

  • 外出先でのマナー

電車やバス、レストランや知人の家など、他の人と場所を共有をする場合、バブアーは脱いでから着席するようにしましょう。

バブアーのオイルは強く摩擦が起きたり擦れると他のものについてしまいます。周りの人のためにも、ご自身のバブアーのためにも脱ぐようにしましょう。

満員電車や初詣などの人混みでも同じことが言えます。

 

  • バブアーを脱いで持ち歩くときは

バブアーを脱いで持ち歩く際、何も考えずそのままの状態で腕に抱えてしまうと衣類にオイルが付いたりバブアーに変なシワや傷がついてしまいます。

裏地のチェック柄を表向きにして、オイルコーティングが内側になるように軽く折り畳んで持つようにしましょう。

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まとめ -BARBOUR(バブアー)を後悔しないために-

いかがでしたでしょうか。

バブアーは、普段のお手入れをしながら楽しむ大人のアウターです。

普段から簡単なお手入れをすればいいだけなのに、それをしないことで後悔に繋がってしまうのは非常に勿体ないです。

もし、これらのお手入れに自信がない人はウォッシュドオイルドジャケットや、ノンオイルジャケットなどのモデルを選ぶのもおすすめです。

しかし、オイルがしっかり入ったバブアーは買った人だけが味わえる格好良さがあります。

今回の記事でも、ごく簡単なお手入れでバブアーのケアができることも分かってもらえたと思います。

ずっとオイルドジャケットが気になっている人も、購入を迷っている人も、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください!

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